2002,11,15
ユキの愚痴?
今日出勤したら一人退所していました。
ユキは普段アザだらけでいることが多いです。
時には風呂に入ったら「やっぱり風呂は最高だね☆」というくせに入るまで抵抗する
お婆ちゃん殴られたりひっかかれたりつねられたり
また時には足の力がなくてふらふらしているのに歩こうとして
危ないからと車椅子に移動するように声掛けし
蹴飛ばされたり殴られたり
また時には「あああああ!!!!」
といきなり叫ばれてビンタされたり
またまた時にはかなりの便失禁を綺麗にしてるのに
「なにすんの〜!!!!」
と殴られたりつねられたり
あげればキリがないです。
もちろん中にはベットにスネをぶつけたとか私が悪いのもあります。
入所者にどんなことをされても職員である以上はそれに耐えなければなりません。
仕返しなんてもってのほかです。
しかし入所者が他入所者に危害を加えるとなれば話は別です。
(殴り返すと言う意味ではないですよ
)
今日退所していた彼は(正確には昨日でした)入所者にも被害を加えていました。
もちろん力いっぱい殴ったわけではないのですが、
どんなに被害が少なくても
職員は入所者を守らなければなりません。
医師の診察の結果彼は本院(良いイメージのない精神科メインの病院)
に入院となりました。
私は人間として言わせてもらえば彼が大っ嫌いでした。
私が挨拶をしただけで機嫌の悪い時にはビンタ・腹に蹴りを返すのは彼には当たり前のことでした。
彼に日本語は通じないと本気で思っていました
だけど私が彼に退所して欲しくなかったのは
デイケアにきている彼の奥さんがとても良い方だからなんです。
彼は奥さんにも当たり前に冷たく暴力的な態度でした。
でも奥さんは物静かで
「昔姑にいじめられたから私は絶対嫁をいじめないって決めたの」
「娘と同じようにA子って呼び捨てにして何でも言うし何でも聞く
嫁も私に何でも言ってくれるし何でも意見を聞いてくれる」
私の理想の姑像がいました。
実際嘘を言っていないのはデイケアの送迎で家族の態度を見ればわかります。
邪魔者扱いしているお宅はどんなによく繕ってもだんだん解ってくるんですよ。
彼女のお宅は違いましたから。
そんな彼女が夫に会えるのはウチの施設にデイケアで通ってくれているからで
本院へ退所となってしまった今、車いすの彼女には会いに行くのは難しくなってしまいました。
会いに来てくれる奥さんの為にも暴力は控えて欲しかったです。
世の中良い女に良い男がつくというわけではないとつくづく思いました。
かなりの偏見ですけどね
10月26日
プリクラを更にカメラで撮ったので画像が悪いです。
すみません、本当はフィルムつけたまま撮ってたからです。
10月22日
あたらしい携帯になりました。カメラつきです。
←この白いのが相方の肩です。赤いのは携帯のストラップ
↑
詐欺の顔
←本来の顔。ブサイク
10月17日
私の職場では担当の入所者のケアプランというものを
ケアマネージャーではなく一般職員もたてます。
いろいろと入所者がこれからどういう風に行くかをたてるもので、
例えば部屋に閉じこもってばかりの人にはレクを中心に楽しみを見つけ
活動の場を広げる。
他入所者との連携を図り、孤立化を防ぐ。
とか
家庭に帰る予定の人にはリハビリ訓練をし、夜間ポータブルトイレから普通のトイレまで歩けるように
する
とかですね。かなり大雑把ですけど
もちろん私にも受け持ちの利用者がいるんです。
98歳でウチの職場のご長寿第一位!
杖でしゃきしゃき歩いています。
このお婆ちゃん、最近太ってきたのか紙パンツがきついって訴えてきたんですよ。
ちょっとした時に失禁するからって紙パンツ使用してたんですけど、
「まんじゅ〜かゆくて」
とかいってたのでこれは布パンツ(普通のね)に代えるいいチャンスです!!
(ちゃんと陰部清拭してますよ)
早速本人に相談し、布パンツに変更。
一週間様子を見ることにしました。
もともと失禁が少ないのですが布パンツだともろ濡れてしまうので
仕方なく(?)尿とりパットを使用するものの
おなかがきついのが良くなったと言われ一安心しました。
更に慣れてきたら、少しの失禁なら大丈夫という失禁パンツを試してみようと企んでいます。
10月16日
今日職場でいつものようにSさんのトイレ介助をしました。
トイレに行ってからコールをくれるのですが、廊下で姿を発見してトイレだと思い、
コール前にかけつけました。
「してやったり」という気分。
実はSさん、前は腰痛があったりして立ち上がるのも大変な状態だったんです。
その為夜間ポータブルトイレを使用していたのを、一旦アテント使用に変更したぐらいです。
足に力も入らなく一つ一つの動作が遅くて自分でもイライラしていたんです。
しかし、最近リハビリを頑張っていて、立ち上がって180度方向を返れる位まで
レベルアップしたんです!!
(それでも立ち上がり状態が不安定なためズボンの後ろつかんでを支えていますが
ほとんど力を入れなくてもOK)
それがどのくらいすごいかピンと来ない方のために↓
以前は立ち上がるのはゆっくりとですが何とかできたのですがズボン、パンツを
おろしている間、その姿勢を保つことが大変だったのです。
その為、棒につかまったままどんどん床の方に下がっていくのですね。
もちろんそれではズボンをおろせませんし、便器にも座れません。おしっこも間に合いません。
ということで介助者(職員)が自分の足を椅子のような状態にし、足で体が下がらないように
固定し(座らせ?)ズボンを下ろし、腰を支えて約180度方向転換していたんです。←ユキの場合
しかも腰痛もちですから手荒に介助すると可哀相なぐらい痛がります。
職員二人で介助することもあり。
前々から少しずつレベルアップしていたのですが、
ふと以前と比べるとすごい上達振り!!
うれしくて「Sさん、すごい立ち上がり状態とかいいです!!リハビリ頑張ったんですね〜」と
(本当はすごい立ち上がりいいですね。私、楽でって私が楽してていいのかな?
とにかく本当にすごいです!!あんなに腰痛がってたのにリハビリ頑張ったんですね〜
大変だったんじゃないですか?と興奮気味に早口で)
言ったんですよ。
そしたらSさんったら
「看護婦さん達のおかげですよ」(笑顔)
って言ってくれたんです!!!
私達が何をしましたか!!すべてはあなたの努力です!!!
しかも笑顔!!!
痛みとこころない職員のきつい口調で寂しい表情が多かったSさんが、Sさんが!笑顔を見せてくれました。
今日は本当に介護職やってて良かったと思いました。(ちょっと泣き気味)